サマポケ開発日誌(魁)
こんにちは、シナリオの方の魁です。
サマポケではディレクターもしていますが、ブログの方はシナリオとして書きます。
ディレクターの魁は、別人だと思って下さい。
アレです。
すでに、音声収録も始まって、開発も山場の第一波が来ています。
今週末の23日には、声優さんをお招きしてのイベントです。
会場での観覧はもう締め切っていますが、ネットでも配信されます。
http://live.nicovideo.jp/gate/lv311741444
【ニコニコ生放送】Summer Pockets ~プロローグパーティー~ 生中継ページ
さて、折角なので、ライター秘話の1つをここでバラします。
2016年の9月のことです。
サマポケのライター達は、プロデューサー(以後P)に罠にはめられました。
名の通り、一週間ほどライター陣が寝食を共にながら朝から晩までサマポケのことだけを考えるという荒行です。
【P】「宿などは手配しました」
【魁】「おや、手際の良い」
【P】「東京組、大阪組の間が良いんで、伊豆です」
【魁】「まって、それはかなり東京よりだ」
文明の利器をフル活用した、合宿の始まりです。
けど、この時まだ気づいていなかった。
伊豆になったのは、自然が近くにある方がサマポケを考えるのに良いだろうということ。
本当は、島とかの方が良かったけれど、時期的に宿が取れなかったとか。
伊豆の海を眺めながら、待ち合わせの駅に。
ライター陣、集合の後、宿泊施設からのお迎えのライトバンがやってくる。
そうして、たどり着いた場所は……。
緑と芸術、音楽が融合した、なんとも近代的なホテル。
なるほど、これは創作脳が刺激されそうだ。
ライター陣、全員の口元が引き締まりつつも、笑みが浮かんでいた。
【ホテルの人】「えーと、ビジュアルアーツの魁さん、おられますか」
【魁】「はい」
そうだった、チェックインだった。
鍵をもらいに行くと、なにやら無骨でレトロな鍵を渡される。
まるで昭和を思い出すような鍵。
エントランスだけが、オシャンティなんだろうか?
【ホテルの人】「では、こちらへ」
何故か、外に誘導される。
目の前には、再びライトバン。
舗装されきっていない、坂道を走る。
そして、下ろされたのは……
【ホテルの人】「こちらです」
【魁】「…………」
緑に囲まれた白い家……といえば、聞こえが良いけど……
周囲を見回すと、まともに街灯もない。
無情にも去って行く車。
スマホを起動。ポケGoをタップ。
【魁】「…………」
ポケストップもなければ、ポケモンの影もない。
【魁】「なるほど……、離れ島に行くことなく、サマポケの舞台を用意したってことか……」
敏腕Pの手配による、サマポケプロット合宿は始まった……。
<続く>
(文章:シナリオの方の魁)
サマポケではディレクターもしていますが、ブログの方はシナリオとして書きます。
ディレクターの魁は、別人だと思って下さい。
アレです。
立場が変われば、意見も変わると言うやつです。
すでに、音声収録も始まって、開発も山場の第一波が来ています。
今週末の23日には、声優さんをお招きしてのイベントです。
会場での観覧はもう締め切っていますが、ネットでも配信されます。
http://live.nicovideo.jp/gate/lv311741444
【ニコニコ生放送】Summer Pockets ~プロローグパーティー~ 生中継ページ
ここで初めてとなる発表もあるので、ぜひ見てください。
さて、折角なので、ライター秘話の1つをここでバラします。
2016年の9月のことです。
サマポケのライター達は、プロデューサー(以後P)に罠にはめられました。
【P】「合宿しましょう。プロット合宿です」
名の通り、一週間ほどライター陣が寝食を共にながら朝から晩までサマポケのことだけを考えるという荒行です。
【P】「宿などは手配しました」
【魁】「おや、手際の良い」
【P】「東京組、大阪組の間が良いんで、伊豆です」
【魁】「まって、それはかなり東京よりだ」
【P】「私は行きませんが」
【魁】「はあ?!」
【P】「これ、モバイルWifiです。あと、ipad。FaceTIMEで定時会議しましょう」
文明の利器をフル活用した、合宿の始まりです。
けど、この時まだ気づいていなかった。
どうしてモバイルWifiが必要なのかを……。
伊豆になったのは、自然が近くにある方がサマポケを考えるのに良いだろうということ。
本当は、島とかの方が良かったけれど、時期的に宿が取れなかったとか。
スタッフに優しくない、驚異の現地集合。
なんか、すごいのが来た。
特別料金を払わなきゃ乗れないのかと思ったら、そのまま乗れた。不思議。伊豆の海を眺めながら、待ち合わせの駅に。
ライター陣、集合の後、宿泊施設からのお迎えのライトバンがやってくる。
そうして、たどり着いた場所は……。
【魁】「オシャンティ」
緑と芸術、音楽が融合した、なんとも近代的なホテル。
なるほど、これは創作脳が刺激されそうだ。
ライター陣、全員の口元が引き締まりつつも、笑みが浮かんでいた。
【ホテルの人】「えーと、ビジュアルアーツの魁さん、おられますか」
【魁】「はい」
そうだった、チェックインだった。
鍵をもらいに行くと、なにやら無骨でレトロな鍵を渡される。
まるで昭和を思い出すような鍵。
エントランスだけが、オシャンティなんだろうか?
【ホテルの人】「では、こちらへ」
何故か、外に誘導される。
目の前には、再びライトバン。
舗装されきっていない、坂道を走る。
そして、下ろされたのは……
【ホテルの人】「こちらです」
【魁】「…………」
緑に囲まれた白い家……といえば、聞こえが良いけど……
惨劇の予感しかしねぇ佇まい……!
さっきまでのオシャンティはどこに?!周囲を見回すと、まともに街灯もない。
【ホテルの人】「食事の時間になったら、車で迎えに来ます」
【魁】「?!」
【ホテルの人】「夜は動物とかに気をつけて下さい」
【魁】「??!!」
【ホテルの人】「気をつけてください」
【魁】「なんで2回言った?!」
【ホテルの人】「それでは」
無情にも去って行く車。
スマホを起動。ポケGoをタップ。
【魁】「…………」
ポケストップもなければ、ポケモンの影もない。
まさに、陸の孤島。
【魁】「なるほど……、離れ島に行くことなく、サマポケの舞台を用意したってことか……」
敏腕Pの手配による、サマポケプロット合宿は始まった……。
<続く>
(文章:シナリオの方の魁)