Key開発日誌(佐雪)
皆様、はじめまして。
『終のステラ』でディレクターを務めている佐雪と申します。
今回『終のステラ』のプロモーションと制作経過報告のため、Keyブログの場をお借りさせていただきました。
『終のステラ』はシナリオに田中ロミオ氏、イラストにSWAV氏を迎えた、ハードSFなロードムービーです。
田中ロミオ氏によって作り上げられた重厚な世界観を、SWAV氏の描く外連味あるSF的造形と儚げで美しいアートデザインをもって、Keyの代名詞である「泣き」を目指しました。
つい先日から予約も始まり、ありがたいことにたくさんのご予約をいただいております。
初回限定版にはフルカラーアートブックとサウンドトラック。
豪華限定版にはB2タペストリーとアフターストーリーブックにその他特製グッズ3点+初回限定版。
SWAV氏には、両方にイラストを描き下ろしいただきました。
初回限定版のサントラCDには、主人公・ジュードとヒロイン・フィリアの仲睦まじいワンシーンを。
豪華限定版のB2タペストリーには、大作SF映画のポスターを感じさせるような引き締まった構図で。
美麗っ・・・・!
圧倒的美麗っ・・・・!
どちらも非常に素敵なイラストに仕上げてくださりました。
また、ゲームのみを堪能できるDL版もご用意させていただいております。
それぞれの製品について改めて確認したいという場合には、ぜひコチラからお願いいたします。
▼オフィシャルサイト▼
https://key.visualarts.gr.jp/kinetic/stella/
さて、本日は『終のステラ』についてあらためて2点皆様にお伝えしたいことがあります!
■1:『終のステラ』はキネティックノベル
キネティックノベルは選択肢のないストーリーを、動的な演出で楽しむエンターテインメント作品です。
規模もお値段もコンパクトではあるものの、その分お手軽に楽しむことができるようになっております。
と、手軽さを推しておりますが…本作は噛みごたえも中々のものに仕上がりました。
「手軽に重厚な物語を味わいたい」
そんな矛盾に満ちたヒューマンの強欲さにお応えした作品となっております。
テキスト量から単純に計算すると、オート機能ですべて読み切る場合には【映画5本分ほどのお時間】でエンディングを迎えられる想定です。
開発中のためあくまで予想の範疇ですが、ご参考いただければと思います!
■2:『終のステラ』はノベル形式
Key新生キネティックノベルシリーズとして『LOOPERS』『LUNARiA』と発売されましたが、いずれもアドベンチャー形式でした。
しかし!
本作では打って変わって、ノベル形式を採用いたしました!
今作のシナリオを存分に堪能していただくには、ノベル形式が適していると判断いたしました。
田中ロミオ氏とSWAV氏が作り上げてくださった本作の雰囲気を、より魅力的に表現してくれています。
過去作ですと、どちらかと言えば『planetarian』『Harmonia』に近しい見た目になっていますね。
こういったところも、Keyの<ロボット三部作>と呼ばれる所以でしょうか。
今少し開発のお時間をいただきますが、お楽しみにお待ちくださいませ!
それでは最後に…!
Twitterにて皆様の反応を確認していた際、「ああ、直接リプしたい…」と煩悶していた内容を一問一答形式で書き綴らせてくださいませ。
・『終のステラ』は恋愛ものじゃないよな!?
→<恋愛>というよりは<絆>に焦点が当てられております。
それをどう捉えるかはプレイした方々に委ねられますが、少なくとも私は二人の絆の物語と考えております。
・BGMを担当されてるIceさんって、音ゲーの『Deemo』で曲を作られてたIceさん!?
→はい、お間違いございません! コッコキッキ
・特典情報、公式でまとめといてほしい。
→ごもっともなご意見です…情報を頂け次第早急におまとめいたします!
・シナリオ絡みの店舗特典は逃したくないから予約できなくて困る。
→本作の派生作品は、豪華限定版に付属するアフターストーリーブック以外ございませんのでご安心ください!
・どうして『終のステラ』にはアフターストーリーブックがあるの?
→ストーリーの続きを僕自身が読みたかったからです!
ただ、あくまでも後日談ですので、もちろん本作単体でも十二分にお楽しみいただけます。
・9月は春!
→誠に申し訳ございませんでした…
ひとえに私の目算が甘かったと言わざるを得ません。現在の素材数は当初の想定の約3倍ほどに増えております。
皆様のご期待に沿えるよう、精一杯クオリティアップに努めておりますので、何卒お待ちいただければ幸いです…!
以上となります。
長文にお付き合いくださいまして、ありがとうございました!!!
最後に、フィリアのめっっっっかわなCGでお別れとさせていただきます。
引き続き開発を進めてまいりますので、何卒ご声援のほどよろしくお願いいたします!