1.Burn My Soul
一番最初にレコーディングした曲です。本プロジェクトでXAIさんにロックを歌ってもらうのはひとつの挑戦でした。それまでEDM曲で「歌うことの天才」を体現した歌声を発揮されていたからです。やはり一回目は上手くディレクション出来ませんでした。無理して地声で歌わせすぎてしまったと後悔。サービス開始前の予算のない中、もう一度チャンスが欲しいと伝えて、再レコーディングに。もっと自由に、特にファルセットになるところを多めにして録ってみたら俄然よくなりました。でもXAIさんの魅力を引き出しきれてはいない、もしかしたらShe is Legendではずっとそんな曲は書けないかもと思っていました。
3.ありふれたBattle Song~いつも戦闘は面倒だ~
この曲が三章のPV用として使われることに決まった時には、イントロから厳ついスクリームが入った曲で大丈夫だろうか…と不安だったことを思い出します。これだけShe is Legendの音楽性がユーザーに受け入れられる未来が待っているなんて、当時は本当に思ってもみませんでした。ハフバのライブでも再確認しましたが、ツインボーカルである強みがすごく生きている曲になっていると思います。鈴木このみさんは格好よく聴かせるテクニックをたくさん持っていて、それが強み。変な歌詞でも鈴木さんが歌うと格好いい。だから変な歌詞や格好よく締めて欲しい箇所は、大体歌い分けで鈴木さんに託します。
4.Pain in Rain
いくつかあった中から掘り起こしてきたストック曲。Aメロのギターが、三回ともパターンが違うところがすごく好きです。一回目は切なげにアルペジオっぽく、二回目はジャギジャギとした格好いいリフで、三回めはそのミックス。8小節ずつのギターのソロ交換も、片方が逢川、片方が茅森想定なので難易度も変えて弾いてもらっています。
11.Judgement Day
この曲は明確にサビの一部としてスクリームが機能するように書いた曲です。なのでスクリーム役でもある朝倉は歌えないので、サビの歌い分けは必然的にこうなります。XAIさん本人が一番覚えていると思うのですが、他人事のように聞こえるので自分のことのように歌ってくださいと伝えたのがこの曲のAメロです。こんなどん底な気持ちになってもらいました。こんな若いふたりに「この世は牢獄で生きることが罰でも」という歌詞を歌わせる、それがShe is Legendです。