Key開発日誌(折戸)
こんにちは、折戸です。
なんか久々に回ってきたなと思ったら前回から2か月空いてたのか…。
まぁ、2か月空いても相変わらず、特に書くことは無いんで困ってます…。
社屋移転して1か月程経ちましたが、未だに色々と環境の変化に慣れません…。
そうだ、移転時にXに写真が載ったのでご存じの方もおられますが、今回新規に作ったスタジオの紹介でもしましょう。
今回のスタジオ仕様は、Dolby Atmos 7.1.4ch環境で設計と施工をして頂きました。
7.1.4chとは、スピーカーが自分の周囲にぐるっと7個、サブウーハーが1個、天井に4個スピーカーが付きます。
サラウンドの場合、スピーカーの配置角度が決まっており、その角度に合わせて置かないといけません。
その為、スピーカー設置の角度ありきで、スタジオの仕様を決めました。
部屋自体は、ほぼ正方形に近い形でして、工事中の段階からレーザー墨出し器を使い、スピーカーをマウントする位置や角度を確認しつつ施工して頂きました。
赤い点がセンターの位置ですね。あとこの機材、めっちゃ高いらしいです。
天井にもスピーカーを取り付けなければならないので、その位置確認。
前面の棚枠が出来たけど、まだまだむき出し状態。
奥の鉄扉(茶色いやつ)は、実は前事務所のスタジオで使用していた鉄扉なんです。
せっかくなんで再利用したのですが…なんと外側の新しい鉄扉より一回り小さかった!
(前事務所のスタジオは、現状復帰の為引っ越し後に取り壊されました)
工事開始から約1か月後、完成したスタジオがこちら。
正面。全体白系で統一してみました。
斜め横
後ろ。例の旧スタジオ鉄扉は、内装に合わせ白く塗り直しました。
これだけスピーカーあると中々壮観。
スピーカーのキャリブレーション作業中。
測定マイクをリスニングポイントに置き、部屋の反響特性に合わせて、各スピーカーの調整をします。
これをすれば、部屋の特性に合ったバチっと決まった出音になりました!
さて、ここまで書いて、Dolby Atmosをどうユーザーの皆様へ届けるかという部分が課題となってきます。
部屋にスピーカー12個置ける人なんて、そうそう居ません。
となると、やはりヘッドフォンでのバイノーラルで聞く環境がポイントになってくるのだと思います。
Apple MusicやAmazon Musicで、DolbyAtmos対応していたりと、世の中的にもサラウンドが身近に聞ける流れが来てるような気がします。
このあたり今後もアンテナ張りながら、研究や習熟を続けていきたいと思います。
おそらく皆さん的には「次回作のanemoiはDolby Atmos対応なの?」という部分は気になるかもしれませんが、今のところはステレオ仕様のみです。
理由は…まだ導入したてで、自分自身にサラウンドのノウハウが無さすぎるから。
サラウンドの勉強や研究はこれからなので、暖かく見守って頂ければと思います。