サマポケ開発日誌(シナリオの方の魁)
どうも、魁です。
最近、日が落ちるのが早くなりました。
今年はやけに蝉が鳴いている期間が短く感じたのは気のせいでしょうか。
年々、夏の暑さが酷くなっている気がするのは、気のせいか歳のせいか…
でも、ちょうど今ぐらいなんですよねぇ。
2年前の……
9月12日~9月17日……
シナリオ合宿!!
「Summer Pockets」のシナリオの根幹は、ここで生み出されました。
紬のリボンなんかもここだったかな。
蒼のトンボ玉も、ホテルの前にあったトンボ玉手作り教室を見て、採用しました。
なにより……
【魁】「主人公の名字どうしよう……」
『羽依里』だけ、決まっていました。
【新島】「鳥っぽいのにします?」
【ハサマ】「どこかの地名とか?」
【魁】「……伊豆……」
【新島】「伊豆羽依里?」
【魁】「イズ……コウゲン……」
【ハサマ】「こうげん……ハイリ?」
【魁】「……こうげん……高原……たかはら……鷹原」
【新島・ハサマ】『鷹原羽依里!』
ライター陣の、色んな思いが詰まった主人公が誕生しました。
そして合宿は続いていく。
窓や屋根を叩く雨音は止まない。
時々雷も混ざる。
いつ惨劇が起こってもおかしくない空気。
ご飯の時間になると、インターホンが鳴って、迎えの車に乗り込む。
ご飯は──……本当に、美味しかった。
ローストビーフっぽいのとか
(ジューシーな肉感と味噌風ソースが良い香り)
スズキのムニエルっぽいのとか
(皮がパリっと香ばしく、身はあっさり目の塩風味)
マグロのホホ肉を焼いたのとか
(柔らかくて口の中でホロホロとほどける)
美味しいものを食べて、それ以外はひたすらパソコンに向かう。
まー……あれです。
めっちゃ仕事はかどります。
それしかすることがないと言えばそうですが、ライターが集まってるので、互いが刺激になるし、その場でキャラの確認や提案、意見交換ができるわけです。
開発初期段階でこういった合宿するのは有りだなと。
そう思い始めているのは、丘野Pの罠にはめられた証拠だろうか。
初日にコンビニで買いためた非常食や甘い物が尽きようとしていたころ。
まるでタイミングを計ったかのように、その丘野Pが陣中見舞いにやってきた。
「甘い物」をひっさげて!
【丘野P】「いやー、本当に何もないとこですね」
そういうとこ選んだんじゃねーかーーーー!
と叫びそうになったけど、目の前の甘い物にライター陣は「そうなんすよー」「おかげで仕事がはかどってー」
文字通り飴と鞭だった。
そんなこんなで作られたSummer Pocketsのシナリオ。
いかがでしたでしょうか。
合宿中は、懐かしさを少しでもシナリオの中に組み込むため、ライター陣で夏休みの思い出話をしたり、夏休みあるあるネタを語り合ったりしました。
そして、合宿最終日の朝。
晴れた。
帰る日だというのに、晴れました。
いや、帰る日だからこそ、門出を祝福するように晴れたのかもしれない。
送迎用の車にのって、山を下っていくと、全員がある物を見て叫びました。
【魁】「信号がある!」
【新島】「文明に帰ってきた!」
【ハサマ】「人が歩いてる!」
実話です。
5泊6日のシナリオ合宿は、こうして幕を閉じました。
今振り返ってみれば、まあ楽しい合宿でした。
合宿というもの自体が、学生時代の懐かしい思い出を呼び起こす物でした。
Summer Pocketsは好評発売中なので、まだお手にしていない方がいましたらお早めに。
そろそろ初回生産版、在庫尽きそうです。
(文章:シナリオの方の魁)
最近、日が落ちるのが早くなりました。
今年はやけに蝉が鳴いている期間が短く感じたのは気のせいでしょうか。
年々、夏の暑さが酷くなっている気がするのは、気のせいか歳のせいか…
でも、ちょうど今ぐらいなんですよねぇ。
2年前の……
9月12日~9月17日……
シナリオ合宿!!
「Summer Pockets」のシナリオの根幹は、ここで生み出されました。
紬のリボンなんかもここだったかな。
蒼のトンボ玉も、ホテルの前にあったトンボ玉手作り教室を見て、採用しました。
なにより……
【魁】「主人公の名字どうしよう……」
『羽依里』だけ、決まっていました。
【新島】「鳥っぽいのにします?」
【ハサマ】「どこかの地名とか?」
【魁】「……伊豆……」
【新島】「伊豆羽依里?」
【魁】「イズ……コウゲン……」
【ハサマ】「こうげん……ハイリ?」
【魁】「……こうげん……高原……たかはら……鷹原」
【新島・ハサマ】『鷹原羽依里!』
ライター陣の、色んな思いが詰まった主人公が誕生しました。
そして合宿は続いていく。
窓や屋根を叩く雨音は止まない。
時々雷も混ざる。
いつ惨劇が起こってもおかしくない空気。
ご飯の時間になると、インターホンが鳴って、迎えの車に乗り込む。
ご飯は──……本当に、美味しかった。
ローストビーフっぽいのとか
(ジューシーな肉感と味噌風ソースが良い香り)
スズキのムニエルっぽいのとか
(皮がパリっと香ばしく、身はあっさり目の塩風味)
マグロのホホ肉を焼いたのとか
(柔らかくて口の中でホロホロとほどける)
美味しいものを食べて、それ以外はひたすらパソコンに向かう。
まー……あれです。
めっちゃ仕事はかどります。
それしかすることがないと言えばそうですが、ライターが集まってるので、互いが刺激になるし、その場でキャラの確認や提案、意見交換ができるわけです。
開発初期段階でこういった合宿するのは有りだなと。
そう思い始めているのは、丘野Pの罠にはめられた証拠だろうか。
初日にコンビニで買いためた非常食や甘い物が尽きようとしていたころ。
まるでタイミングを計ったかのように、その丘野Pが陣中見舞いにやってきた。
「甘い物」をひっさげて!
【丘野P】「いやー、本当に何もないとこですね」
そういうとこ選んだんじゃねーかーーーー!
と叫びそうになったけど、目の前の甘い物にライター陣は「そうなんすよー」「おかげで仕事がはかどってー」
文字通り飴と鞭だった。
そんなこんなで作られたSummer Pocketsのシナリオ。
いかがでしたでしょうか。
合宿中は、懐かしさを少しでもシナリオの中に組み込むため、ライター陣で夏休みの思い出話をしたり、夏休みあるあるネタを語り合ったりしました。
そして、合宿最終日の朝。
晴れた。
帰る日だというのに、晴れました。
いや、帰る日だからこそ、門出を祝福するように晴れたのかもしれない。
送迎用の車にのって、山を下っていくと、全員がある物を見て叫びました。
【魁】「信号がある!」
【新島】「文明に帰ってきた!」
【ハサマ】「人が歩いてる!」
実話です。
5泊6日のシナリオ合宿は、こうして幕を閉じました。
今振り返ってみれば、まあ楽しい合宿でした。
合宿というもの自体が、学生時代の懐かしい思い出を呼び起こす物でした。
Summer Pocketsは好評発売中なので、まだお手にしていない方がいましたらお早めに。
そろそろ初回生産版、在庫尽きそうです。
(文章:シナリオの方の魁)