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2011年2月21日

Rewrite開発日誌

都乃河です。
どうでもいいですが
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いつまでこまりん(小毬&鈴)なんでしょうね。
「リトバスをクリアしてリライトが出てもこまりんを忘れないでね!」という文集の一言だと思い敢えて自分からは変更しません。

さて、東京にて絶賛収録中です。

スタジオに缶詰状態で休みには秋葉原の町をぶらりと歩き「わあーHDDの特価だわ~」と無駄に使いもしない2TBのHDDを買ったり、大して必要もないグラボを実家のマシンに積んで「これでFF14もばっちりだよカーチャン!」と言ってはみるものの母親はネットとフリーセルしかしない状態であり基本的に無駄遣いだったりと、カントウヘイヤ生活を満喫しております。

そんな中、土曜に折戸さんが東京支社にやってまいりました。

「トノッチ、遅れてすまんな……これ、チョコやで……受け取ってくれるな」
「まあ! なんて嬉しい! わかりましたお嫁に参ります!」

と逆バレンタイン的なイベントを妄想しましたがそんなことは全くなく、ボーカル収録のためです。

基本的に自分は収録に関わるのは最初に歌詞のイメージを伝えるくらいで、挨拶と打ち合わせのあとは仕事に戻ってしまいます。
あとは折戸さんがたに任せ、スクリプト地獄へ戻ることにしました。

そして本日朝。

「録れたで……」

収録した挿入歌を自信ありげに聞かせてくれる折戸さんがいました。
聞いてみると……。

「おおォ……」

素晴らしい出来だ。
折戸さんの自信も納得です。

というわけで、未発表の楽曲も期待大です。
ボーカルさんの詳細はまだ言えませんが……皆さんにもこれは「いいネ!」と言ってもらえるものだと確信しております。

発売まで2ヶ月ちょい、Rewriteにご期待ください。
まだまだいっぱい隠し玉はありますよ!

2011年2月17日

Rewrite開発日誌

都乃河です。
実にどうでもいいことですが、自分の場合作業中は大抵音楽を聴きながらです。
シナリオ執筆中はスーパーソウルソニックス・シンバルズ・フリッパーズギター・すかんちをヘビーローテで聞いていました。
なのになぜ今はドラゴンボールの「めざせ天下一」をエンドレスで聞き続けているのでしょうか。
ヤムチャがまた狼牙風風拳だそうです。

収録ですが、実に順調です。モリモリ録れてしまっており、自分のチェックがまったく追いつかないので、大阪のお手伝い部隊の方々にえらく迷惑をかけております……。
ヒロインもすでに3人が終了し、テスト版ではモリモリみんなしゃべっております。
なんかもう完成したみたいで楽しい! 掛け合い系が特に和みます。

今日は江坂さんの収録でしたので、メインライターであるところの田中ロミオさんが駆けつけて一緒に監修してくださいました。
自分が書いたところなんかにもいろいろと突っ込んでくれてとても助かります。
声優の東地さんの演技と声もすばらしく、江坂さんはスタッフからも自信を持って世に出せるナイスシニアと相成りました!
親父キャラ最高!

さて、収録の合間などには歓談タイムなどがあるわけですが、ロミオさんは何気ない言葉が異様に面白い方なので、話を聞いているだけでも楽しいです。
そんななか、自画像についての話題になりました。

「特にそういうの設定してないんですよね……」

自分はいたるさんが作ってくれた絵があるのでそれを使用しているのですが、確かにロミオさんの自画像的な絵は見たことがありません。
いろいろとアイディアを出し合ってみますが、いまいちどれもしっくり来ませんでした。

「俺はいったい誰なんだ……」

そうつぶやくロミオさんは主人公気質なのだなあと思いどっきりムネキュンであり「あなたとなら闇の最果てでもなお、笑顔で暮らすことが出来るわ……」とヒロイン精神が湧き出てしまうほどでしたがロミオさんはやはりみんなのものなので諦めました。

ロミオさんがいつか本当のペルソナに出会えることを祈るばかりです。

2011年2月11日

Rewrite開発日誌

都乃河です。

残りのキャスト陣が昨日公開になりましたね。
皆様なかなか予想を裏切るキャスティングになっていたのではないでしょうか。
我侭をかなり通して頂いたこともあり、ベストな配役になっていると確信しております。

今日も音声収録ですが、外は見事な雪です。積もってないですけど。
そんな中進んでいる収録も、折り返しな感じです。ヒロインも何キャラかは無事に終了し、
現在のバージョンではもりもり喋ってます。
やはり声が入ると楽しくなりますね。咲夜とか超イイ声です。惚れてしまう。

というわけで。
色々とございますが…宣言しておきます。

今回は18禁追加版は絶対に出しません。

もう一度言っておきましょう。

今回は18禁追加版は絶対に出しません。
4/28に出るRewriteにKeyの全力を注いでいます。出し惜しみ0です。

ですので、様子見の方やどうせ後で出るから……と思ってる方は、
ぜひ今回のバージョンで楽しんでいただきたいです。
(いや、コンシューマ版は出るかもですが、まだなんとも言えません。だいぶ先だろうし……)

もちろんそういうシーンを楽しみにしている方がいることも、重々承知しております。
ですが、今回は全年齢の形がベストでしたし、だからこそ出来たことも数多くあります。 その点を楽しんでいただければと思います。

Rewriteは全年齢対象作品です。
18禁追加版は出しません。

今回はこの点を宣言させていただきます。


あとは、作品が楽しんでいただけるものであるよう、最後まで足掻くだけです。
スタッフ一同、また制作に携わっていただいた全ての人の力で、きっと楽しんでいただけるものに仕上げます。
ご期待ください。

2011年2月 7日

Rewrite開発日誌

都乃河です。現在東京にて収録真っ最中です。

前回のリトバスの収録時はどんまるさんや別所ユウイチ君にまかせて
腕を組みながら「うむ……よいよい。よかろうて」と頷いているだけで良かったのですが、
今回はPCも同時にいじらなければならず、びくびくしながら作業を進めております。

ちなみに前回出した台本についてですが、いろいろ話を聞いていると各ブランドさんなどで
形式が全然違うので、一概に台本の量だけでは比較できないそうです。
うちは役者さんごとに台詞の前後数行を抜き出す形式ですので、少なく見えるかもしれませんね。
……いや、現状折り返し地点でも収録済み台本を載せるテーブルが大丈夫か心配になるくらいにはあるのですが。


さて、ゲーム本編の話です。
プログラマのとなぴょんさんから東京に一報が入りました。

「だいぶ軽くすることに成功した」

おお、と思い早速わが愛機DynabookSSで確認してみました。
ちはやローリングでは30万ちょいのランクEマシンですが……
やっぱり重過ぎる場面ではカクつきは残るものの、大体プレイはできる感じになっていました。
こちらの意図する演出は、十分伝えられる感じです。

やったぁ! やったよとなぴょーん! いったいどうやったの!?
とメッセンジャーで話を聞きました。



「ムービーは動的テクスチャ上に展開してるんですが、どこがネックになってるかを調べると環境ごとに全く違うわけです。テクスチャのロック処理に時間がかかってる環境もあれば、ムービーの展開に時間がかかってる環境もあるわけで。展開はアルゴリズム考えればどうにかなるかもだけどロック処理はどうしようもないよ! ところで、ムービーは差分展開されます。つまりあるフレームのデータは、キーとなっているフレームからの差分方式で格納されてるわけです。なのでフレーム更新には前フレームのデータが必要です。ビデオメモリから前フレームのデータを取得するわけにもいかないので、システムメモリ上に保存しておく必要があるわけです。ファイル→システムメモリ→ビデオメモリとコピーする必要があります。無駄です。ビデオメモリ上に直接展開したいがために D3DLOCKED_DISCARD をはずしてみると…。ネットブックとかでひどいことになりました。展開よりロックの方が時間かかるっておいおい。システムメモリとビデオメモリ共有のノートとかだと時間差がなかったので気付かなかったです。ごめんなさい。さらに、遅いマシンで再生が間に合わずにフレームをスキップしつつ再生しなければいけない場合、スキップしても結局キーフレームまで戻らないといけないんですね。ひどいことになります。…じゃあ全フレームをキーフレームにしちゃえばいいんじゃね? Oh!速くなったよ!でもいいのかこんなことして…。これブログに乗せるんですか? 載せちゃっていいのか内心ビクビクしてます。後はねぇメモリ確保ルーチンを部分的に特殊化してうまく使いまわせるようにして汎用性なんてユーザは求めてないんだよと自分に言い聞かせてみたり安全のために無駄に通ってた処理をちまちま削って DirectX のデバッガにリークしてんぞこらって怒られてみたりアセンブラチューニングしてた箇所をやめてコンパイラの最適化に任せて見たら何か速くなって最近のコンパイラはほんと賢いなぁすごいなぁ Visual Studio 2010 にとっとと移行したいぞと感動してみたり急に速くなったぞ!何でだ!!!って調べてたらマシンの構成変えたことすっかり忘れてたりスクリプタさんに仕様ですごめんなさいごめんなさいと無理を押し付けてしまったり(ご協力本当にありがとうございますm(_ _)m)大丈夫僕にはこまりんがついてるんだああ今日は十六茶買いに行かないと…と逃亡したり、

まあそんな感じです」

なるほど。
と、とりあえず頷いてみますがなんだかよくわかりません。
とりあえずファンタジー的な魔法パワーで「ハォラッ!!(掛け声)」とプログラムをリライトしたら、すげえことになったわけだな!?
あとこまりんはみんなのこまりんなので、彼ごときにはあげられねえなあと思います。
ちなみに自分ですとけいおんはりっちゃんが好きです。

「基本的に遅いマシンをターゲットにチューニングしてるので、
元々速いマシンではこの辺の恩恵は受けれないかもだけど
それでも体験版よりは軽くなってると思います!」

力強いお言葉をいただきました。これならきっと安心です。
ノートPCのオンボードグラフィックでも、きっと楽しめるものになっているはずです!
でもFランクとかになるとやっぱりきついかもしれませんが!

しかしながら、やはりいいマシンでプレイしてもらいたいのは事実。
そこで現在、ちょっと水面下で企画を進行中です。
最近PCの自作系にハマっているので、自分もそのあたりで何か出来たら……とおもうのですが。
デスクトップマシンは拡張性もあって、そもそもいじるのがなんか楽しいのです。
最近のグラボつんだらシグラスはほぼ動きますしね。

しかしながら、やはりハードルが高いでしょうし、ノートを欲しがる方も多いのではないでしょうか。

今すぐ必要じゃなければ新しいPCを買うのはさらにもうちょっと待ったほうがいいかもです。
インテルの最新CPUであるところのサンディブリッジも、ちょっと今は手を出せないですしね。

※ちなみに……残念ですが、ピクセルシェーダ2.0未対応のマシンについては、ハードのグラフィック機能を改善しない限りこちらでもどうすることも出来ません……。
デスクトップPCなら、それこそグラボを乗せかえるだけで行けると思うのですが、ノートPCは難しいかもです。

余談。
家に帰るとみかんたん(猫)が出迎えてくれる(9割は寝ている)のが心休まります。
でもなんか皮膚にいぼが出来たとかで病院に連れて行かれていました。
良性のものだったそうですが、長生きしてもらいたいものです。

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